本記事では資産運運用(投資)をする上で大切にしてほしいことを3つにまとめています。
2024年スタートの新NISAで盛り上がる中、現役の独立系FPとして、そして一人の個人投資家として、資産運用(投資)に向き合う上で役立ったことをお伝えします。
どうか資産運用(投資)によって、豊かな人生を送る人が増えることを祈っています。
そしてこの記事がその一助になれば幸いです。
なぜ投資をするのか?を明確にする
「何のために投資をするのか?」をはっきりさせることはとても重要です。
投資の目的を明確化することで、どのような投資手法でどのような制度(NISAやiDeCo等)を使用して資産運用を行うのかを決定できます。
勿論、深く考えずに投資や資産運用はスタートできますが、やはり目的を明確にすることで、頭だけでなく、精神的にも腹落ちして、投資に向き合うことができます。
私の場合は「家族が豊かな人生を送るための手助け」と「老後資金の獲得」が投資の目的です。
家族が豊かな人生を送るための手助けになるよう、給与や事業所得だけでなく、配当金や分配金を得る投資をしています。
毎月〇万円の投資による収入があれば、家族がお金に困らずに人生の選択がしやすいと考えています。
このような投資はNISA(成長投資枠)や特定口座で行っています。
老後資金の獲得はNISA(つみたて枠)やiDeCoの制度を利用してインデックス投資をしています。
このように投資の目的が決まると制度や投資手法が決まりやすいです。
勿論、「単純にお金が増やしたいだけ」という目的でもOKです。
極論を言えば、資産運用する目的は皆「お金を増やしたい(守りたい)」ということになりますからね。
長期投資・分散投資・低コスト
資産運用で大事なのは長期・分散・積立ではなく、長期・分散・低コストです。
理論上は一括投資も積立投資もリスクは変わりません。
そのため積立投資よりも低コストの投資商品に長期投資・分散投資することが大事です。
20年以上の長期投資を目指すのであれば、やはり低コストは必要です。
多くの人には全世界株式インデックスファンドのような低コストの投資信託を購入・長期保有することが最適解になると思います。
予想と希望を分けて考える
よく資産運用シミュレーションで右肩上がりのグラフが紹介されています。
過去の株式の平均リターンが7%だから、毎月5万円を20年間積み立てると・・・
このような素晴らしいグラフが出てきます。
しかし実際にはこのような右肩上がりの資産増加は滅多に起きません。
投資をスタートして数年は伸びなかったり、すぐにマイナスの状態になったりします。
グラフを見ても分かるように、10年続けても、20年目と比べると微々たる増加です。
そこで大事な考え方が「予想と希望を分けて考える」です。
上記のグラフはあくまでも希望なのです。
予想はもう少しシビアにいく必要があります。
私は個人の資産運用シミュレーションする場合、平均リターンは年3%で計算することお勧めしています。
理由は年3%のリターンでも(たとえ資産運用があまり上手くいかなくても)、実現可能なライフプランを考えるためです。
資産運用で行う投資はあくまでも余剰資金で行うものです。
そのため資産運用が希望通りにならないと破綻するようなライフプランを描いてはいけません。
それは投資というよりも投機やギャンブルに近い考え方になってしまいます。
以上が資産運用(投資)をする上で大切にして欲しい3つのことです。